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プログレ狂の詩

魅惑的なプログレッシブ・ロックとアナログ・レコードの世界を、独断と偏見でディープに語ります。

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  • 2014⁄08⁄23(Sat)
  • 13:05

Cortex

今回の1枚は、Cortex – Pourquoi。
偶然にも前回に引き続いてFrench-Jazz-Rock勢の紹介となった。
ちなみに、前回紹介したChene Noirは、その日のうちにフランスからオファーが入り、翌日には母国に旅立って行きました。自国の文化に誇りを持っているフランス人にとって、自国のレコードがジャポネーゼの手元にあることが許せなかったのでしょうか…(オイ!)。

(我に却って…)Cortexというと、誰が何と言ってもジャケットが秀逸な1st と2ndが有名だ。オリジナルは当然の如くメガレア盤!

cortex1.jpg

cortex2.jpg

そして本作は78年にリリースされた彼らの3rdアルバム。
ひょんなことから見つけた1枚だが、最初はジャケットのイメージがあまりにも違うので、別のグループかと思った程だ。

cortex3.jpg


 それにしても、この『禿げたおっさん二人』の構図はやっぱりイカンやろ…。
フランスのプログレファンにはお馴染みのCRYPTOレーベルからのリリースとはとても思えん!
このジャケットだけで値打ちが半減すること間違いなし!
『ジャケットで損してるアルバムBest10』に余裕で入る1枚だ(断言)。
肝心の音の方はと言うと、基本的に1st と2ndを踏襲した軽めのJazz-Funkと言った感じ。僕の好きなMagmaやZaoとは随分異なる音だ。ファンキーなヴォーカルも僕には邪魔。せめてこの軽快な演奏だけなら聴けぬこともないのだが…。
『そんなにボロクソなんやったら紹介するな!』と言われそうだが、これが海外では1st や2ndにも劣らぬ人気のレア盤とか…。最近流行り(?)のJzaa-Funkの面目躍如といったところか。
それにしても、世の中、いろんなもんが好きな人が沢山いるみたいです。
「お前には、言われとうない!」という声が聞こえてきそうなので、今回は終わり!
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フランス
  • 2014⁄08⁄13(Wed)
  • 16:40

Chene Noir

いやー、すみません。3ヶ月振りの更新です。
この間、ネットショップの準備やら買い付けやらで忙しく、ついつい手を抜いてしまいました。少しは落ち着いてきたので、これからはせめて週1回は更新したいと思います。

Chene noir1

30年以上探し続けていたレコードを今般、とうとう手に入れた。
1976年フランスにおいて自主制作でリリースされたChene Noir(シェーン・ノワール)のセカンドアルバム “ Chant pour Le Delta, La Lune Et Le Soleil ”だ。
 このグループを最初に知ったのは、大学4年の頃。
もまずもって気に入ったのがこのジャケットだ。何かをやってくれそうな絵画的な雰囲気がとても僕好みだった。とは言っても、このジャケットをカラーで見たのは今回が初めて。実を言うと、これまでは白黒写真でしか知らなかった。
中世のお城を中心とした街?だろうか…、原色を大胆に使い抽象的なタッチで描かれている。予想よりは幾分派手目だったけど、これはこれでなかなかいい。

Chene noir2

 彼らはフランスでは一般的にロック・テアトルの一派とみなされていたようで、確かに裏ジャケの写真を見ると、彼らのそれっぽいステージの様子が垣間見える。
ロック・テアトルというとGenesis的なステージとサウンドで有名なAngeが真っ先に思い浮かぶが、彼らのサウンドとはかなり異なる。
ウッドベースにフルート、クラリネット、ヴィオラ、ピアノ、パーカッションといった管弦楽器中心の編成と、その中心に女性ヴォーカルがひとり…(ヴォーカルと言っても、ほとんど語りに近いのだが…)。それらが一体となって、淡々とリフを刻んでいく。サウンド的には、毒気を抜いたMagma系ジャスロック、あるいはチェンバー系のJulverneに近いといったところか。いずれにしても、他ではあまり類を見ない異端派であることは間違いないようだ。
次は、未だ現物を見たことがない71年リリースの1stアルバム“Aurora”を探してみることにしよう。
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フランス
  • 2014⁄05⁄17(Sat)
  • 12:20

Harold Budd - The Serpent (In Quicksilver)

 今回ご紹介するのはBrian Enoとのコラボ作品が有名なHarold Buddの“The Serpent (In Quicksilver)” 45回転のいわゆる12”マキシシングル盤です。

 彼は1936年米国生まれの作曲家兼ピアニストで、これまでにBrian Enoを始めとする色々なミュージシャンとのコラボ作品を中心に30枚以上のアルバムをリリースしているようです。

 僕が彼の名前を初めて知ったのは、大学4年の時に買ったEnoとの合作“Ambient 2 – The Plateau of Mirror”(邦題は『鏡面界』)でした。
まるで夢の中で響いているような、深かぁ~いリバーブがかかった浮遊感たっぷりのピアノの音色に一発で魅了されてしまいました。僕にとっては、その後の所謂アンビエント(Ambient)の世界にも興味を持つきっかけとなった大好きなアルバムです。

 本作品がリリースされたのは、『鏡面界』の翌年の81年。彼の単独ソロ作品としては2作目にあたります(ちなみに1作目は、Enoが設立したレーベルObscureからリリースされた“The Pavillion of Dream”)。
 
 内容については、やはり彼の美しいピアノを中心としたもので『鏡面界』や『The Pearl』が好きな方にとってはタマラない作品でしょう。あまりにも期待通りの音が出てくるので拍子抜けしてしまうぐらいです。
 この作品を聴いていると、『鏡面界』や『The Pearl』といったEnoとのコラボ作品も彼がイニシアチブをとって制作されたものであることがよく分かります。
 
 budd_convert_20140517123323.jpg


 それから30年間コンスタントに作品をリリースしてきており、最近の作品もその音楽性向は昔とほとんど変わっていません。今年で78歳になるとはとても思えない瑞々しい作品を発表し続けています。

 なお、Harold Buddの“The Serpent (In Quicksilver)”はショップ(Prog-net Records)にも新着商品として掲載しています。よろしければ、右のリンクからどうぞ。
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Ambient
  • 2014⁄04⁄22(Tue)
  • 14:43

禁断の果実

神戸から帰郷した1994年以降、僕のプログレは再び低迷期に突入します。それまでの熱狂が嘘のように、レコードをターンテーブルに乗せる回数も買う枚数も極端に減ってしまいました。
 このような状況が一変したのは7年後でした。約2年前の1999年から取扱いが開始されていたヤフーオークションへの参加です。
 それまでは、ヤフーがオークションを始めたことは知ってはいたものの、プログレ関連のレコード出品数が少なかったことと、未だ体制が不十分なため落札したのに商品が届かない等のトラブルが発生していたことを知っていたので、なかなか踏み切ることが出来なかったのです。
 しかし、その魅力は何といっても価格の圧倒的な安さでした。もちろん他に入札者がいなければの話ですが、その金額で、もしくはそれに近い金額で手に入る可能性があるということ自体が最大のポイントでした。
 そして2001年12月22日、とうとうオークションと言う禁断の果実に手を出してしまったのです。

生まれて初めて落札したレコードはアルゼンチンのプログレグループESPIRITUの2ndアルバム"Libre y Natural"でした。
開始価格は¥1,000、当時の中古レコード店や通販での市場価格は現在よりすいぶん高く1万円前後だったと記憶しています。そして最終落札価格は驚きの¥1,500でした。

Espiritu.jpg

状態はイマイチでしたが、探していたレコードがパソコン上で簡単に、しかも考えられないような値段で手に入ったのです。確かに、『レコード棚から1枚1枚探して掘り当てる』という楽しみはありませんが、この初体験のインパクトは絶大でした。
それまでの7年間は、年に数回あった東京出張の際のついで買いが主体でしたが、以後は必然のようにオークションにのめり込んでいったのです。

それから13年、現在では海外のe-Bayや海外通販も時々利用していますが、多少の浮き沈みがあるものの、毎年200~300枚のレコードをオークションで落札しています。
その間、ジャズやクラシックのレコードに手を出したこともありましたが結局はプログレに回帰しました。
若い頃は、ゴリゴリのプレグレ狂でしたが、年をとるにつれてHard系、Folk系、Psyche系といった周辺ジャンルにも好みが拡がっていきました。それでもやっぱりメインはプログレッシブロックなんです。

生まれて初めてレコードを買った日から44年の年月が流れました。現在までに5千枚以上のレコードやCDを買ってきましたが、その95%はプログレッシブロックとその周辺ジャンルです。

なぜ僕はここまでプログレッシブロックというものに魅せられてしまったのか。僕にとってプログレッシブロックとは一体何なのか?
それを知るために(…と言い切ってしまうといささか大袈裟になってしまいますが)、なんやかやいろいろ考えた揚句、昨年の7月末にそれまで33年間勤めてきた会社を辞め、残りの人生をプログレッシブロックと共に生きていくことにしました。

最後はだいぶん端折ってしまいましたが、このままではいつまで経っても「はじめに」が続いてしまいそうなので、そろそろこの辺で締めます。

これからは、僕のお気に入りや、新たに入手したレコード等を具体的に紹介していきますので、今後ともよろしくお願いします。



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はじめに
  • 2014⁄04⁄12(Sat)
  • 06:06

恐るべしオリジナル盤

 神戸への転勤は僕のプログレにとって、一大転機となりました。地元県内と比べて相対的に仕事量が少なかったこともあり、時間的にも精神的にも再びプログレを聴く余裕が生まれてきました。しかし、転機となった最大の要因は何と言っても、レコード店の数が圧倒的に増えたことでした。結局神戸には4年半勤務することとなりましたが、社宅が西宮だったこともあり、昨年で休刊となった「レコードマップ」を片手に、神戸、大阪のめぼしいレコード店はほぼ行きつくしました。
 
その頃よく通っていたレコード店を思い出してみましょう。
まず神戸では現在も頑張っている元町のハックルベリーを筆頭に、ウォータールー、アップル、ワイルドハニーパイ、りずむぼっくす、ホンキートンク、ミスタージャケット、そして阪急三宮駅裏にあったハーベスト等々…。
 そして大阪では梅田のUKエジソンを筆頭に、DISC JJ、フォーエバー、ミュージックイン、ソレイユ、それに心斎橋にあったイングランド等々…。
 当然お目当てはプログレでしたが、特にハックルベリーとハーベスト、そしてUKエジソンとイングランド、ミュージックインの品揃えはとても充実していました。
 
世の中も未だバブルが崩壊していなかったこの頃は、MarqueeのワールドディスクやUKエジソンの海外からの原盤買付による廃盤ブームも真っ盛り。レコード店の壁には5万、10万の激レア盤が当たり前のように飾られていました。しかし、しがないサラリーマンにとっては所詮高根の花…ただ、よだれを拭きながら眺めるしかありませんでした。
 それまでは、取り敢えず聴きたいということで安い再発盤を中心に買ってましたが、この時期オリジナル盤というものを初めて意識し、そして生まれて初めて5桁のレコードを買ったのもこの頃でした。
 
僕はすぐにオリジナル盤の魅力に取り憑かれました。まずはそのジャケットです。特に英国のオリジナル盤は表面にコーティングが施されたものが多く、それまで買っていた日本盤や米国盤の再発盤の多くは通常のノンコーティングがほとんどでした。手に持つとその質感と美しさの差は歴然です。また、中には本来見開きジャケットであったものが、再発盤では通常のシングルジャケットに変更されているものも多くありました。このことを一度知ってしまうと、もう再発盤は買えません。それからは常にお目当てのレコードを見つけると、オリジナル盤が否かをチェックするようになりました。
 
そしてもう一つの大きな違いは肝心の音質です。これは直接聴き比べないとなかなか分からないのですが、実際にやってみると一聴瞭然! たとえば、僕の大好きな曲でもあるPink Floydの「エコーズ」、冒頭部分の静寂の中で何度か聴こえる"ピコーン"ですが、この静寂に大きな差があったのです。よく耳を澄まして聴いてみると日本盤の場合その部分で"サー"というかすかなバックグラウンドノイズが聴こえます。一方、英国オリジナル盤の場合はその"サー"がほとんど聴こえない…まさに静寂なのです。たったこれだけの差なのですが、「エコーズ」という曲にとってこれは許し難い差なのです。その他、一言でオリジナル盤といっても、1stプレスやら後期プレス等々話を始めると収拾がつかなくなるので、それはまた後日ゆっくりと…。

Echoes.jpg

 そんなこんなで結局、4年半にわたる神戸時代に買ったレコードの枚数は、軽く千枚を超えていました。そして、1994年の夏、再び地元に帰る事になったのです。神戸の4年半は僕のプログレにとってはとても充実したものとなりました。神戸港から地元に向かうフェリーの甲板から見た神戸の夜景は、今でもこの目に焼き付いています。
 しかし、そのたった半年後に、神戸は阪神淡路大震災に見舞われることになったのです…。
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はじめに

プロフィール

prognet

Author:prognet
世界中のプログレッシブ・ロックやブリティッシュ・ロックが大好きな50代男性。
CDや配信音源では絶対に味わえないアナログ・レコードの持つ魅力を、マニアックにそしてディープに紹介していきます。

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